am,are,isの総称はbe動詞と呼ばれ、これらの原形が「be」だからbe動詞と呼ばれています。
では何故、姿が全く異なる「be」なのでしょうか?学校の授業では、「そういうものだから…」と習うかもしれませんが、ちゃんと理由があるのです。
be動詞の起源は古英語の時代(449年~1100年)にさかのぼります。当時話されていた英語では、ゲルマン語由来の言葉が話されており、一人称で「bēo」、二人称で「bist」、三人称で「biþ」という単語が使用されていました。今でも、ゲルマン語の子孫であるドイツ語でも「am」という言葉に相当する「bin」という言葉があって、似ていますね。
現代英語 | 古英語 | |
I(一人称) | am | bēo |
You(二人称) | are | bist |
He(三人称) | is | biþ |
これらの古英語を眺めると分かる通り、「b」で始まり、最も基本的な一人称表現の「bēo」から「be」動詞と呼ばれるようになったのです。
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