3日目。朝起きると外は雨模様。シンガポールは11月から2月まで雨季らしく、この期間にシンガポールに来る人は折り畳み傘があると安心ですね。シンガポールのご愛嬌ということで、お構いなしに外へ出かけます。
しとしと、雨に濡れた地面を鳴らしながら、たどり着いたのは、シンガポールを代表するホテルのラッフルズホテル。中庭を取り囲むようにして建てられたホテルの作りで、真っ白な壁が格調高きホテルの威容を感じさせます。都内の高級ホテルのように高さを誇ることなく、庭の植物とか壁で優美さを表現しているのが、このホテルの魅力かもしれません。全室スイートで一泊15万円越えの驚きの価格ですが、いつか泊まってみたいホテルの1つですね。シンガポールで、宿泊料金が一番高いホテルのようです。


中にはブティックも並んでおり、その一角に紅茶のお店が。シンガポールはイギリスの統治下であったので、紅茶文化が色濃く残っています。色々な紅茶が置かれており、どれがいいか迷ってしまいますが、一番自分好みの香りがしたダージリンを購入。ラッフルズホテルの袋に入れてくれますので、お土産用にピッタリです。

お昼になると雨も上がり、今度はチャイナタウンへ。ここで有名な「my awesome cafe」に行きました。古い診療所をそのままリノベーションしてオシャレなカフェに姿を変えています。外観には『中華醫(医)院』という診療所の看板がそのまま残されており、my awesome cafeの文言は見当たりません。通りを歩いていると目立つので、チャイナタウンのアイコニックなカフェとなっています。席について、おすすめのawesome burgerとアイスティーを注文。バーガーと名を冠していながら見た目はサンドウィッチ。パンの間から溢れんばかりのチーズ(というか溢れている)で、めちゃめちゃボリューミーですがパンが軽いので、意外にぺろりと食べることが出来ました。何よりも中に入っているチキンが味付けがしっかりしていてとても美味しかったです。


お腹いっぱいになったところでアラブストリートへ。こちらは中華系、マレー系、インド系、アラブ系などの多民族国家シンガポールで、アラブ系の人々が暮らすエリアです。壁にアートが描かれていたり、雑貨屋や民芸品も売られていて、原宿の竹下通りのような雰囲気を感じます。
ブラブラ歩いていると、長旅の疲れもあって動画の最後に登場したマッサージ店「golden massage」に入ってみることにしました。受付でパスポートを見せて、肩・腰・背中のマッサージをしてもらう45minのコースを申込。担当の女性の方が「jasmine」さんという方で、お茶を出す時に「私の名前と同じジャスミンティーよ」と冗談を言って笑わせてきます。何人もの人に言っているであろう、お得意のシンガポールジョークで僕の心もほぐれて、ついつい会話も弾んでしまいましたが、時々、聞き返されたり、聞き取れないこともあって、英会話もまだまだ場数を踏まないといけないなと痛感。それでも、出身の話だったり、観光の話だったり、なんとか会話のキャッチボールを楽しむことができました。マッサージも気持ちよく、最後にjasmineさんが僕の英語について、「英語の教育をたくさん受けてきたでしょ?」と、褒めてくれ、少しは英語の勉強が役に立ったかなと思います。もし、シンガポールに行ったら、ジャスミンさんの「golden massage」にぜひ行ってみてください。とても笑顔が素敵な方でおすすめです。
マッサージで気分リフレッシュしたところで、マーライオン・マリーナベイサンズと並ぶシンガポール観光スポット、植物園に行ってみます。山岳地帯の植物を展示したクラウドフォレストに行けば、頂上には食虫植物が展示されていて面白いですし、ガラス張りの天井越しに見えるマリーナベイサンズが夕暮れの空をバックに映えていて、とても綺麗でした。

一通り植物園を見終わったあと、テレビでよく見るスーパーツリーのライトアップを観に行きます。人工の巨木で鋼鉄製の支柱に植物が植え付けられており、上部にはソーラーパネルを設置。ライトアップに必要な電力を供給しているというから非常にエコですね。マリーナベイサンズも夜になると、客室のライトがそのままイルミネーションみたいに見えて、とても惹きたてられます。マリーナベイサンズは中で泊まるのも良いと思いますが、もしかしたら外から眺めている方がシンガポールの魅力に気づけるかもしれません。観光スポットとして非常に考えられた都市設計になっており、ガーデンシティとしてのシンガポールのアイデンティティが感じられました。これだけ人が集まるのも納得です。
夜もふけ、今日はここまで。マーライオン、マリーナベイサンズ、植物園、一通り観光することができました。明日はいよいよシンガポール旅立ちの日です。

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