疑問文になると、主語+動詞の順ではなく、動詞+主語の順になるのはなぜ?

そもそも英語は、なぜ主語+動詞の順番なのか?

「私はあなたにこの本を貸すよ。」この日本語を英語に直すと、”I lend you this book.”となります。          日本語では、主格(は/が)、対格(を)、属格(の)、与格(に)という「格」とよばれる用法があり、これらとの組み合わせで何が主語が、何が目的語かなど分かるようになっています。
上の文章だと、「私は」で主語、「あなたに」や「この本を」で目的語を示しています。日本語では、「この本をあなたに貸すよ」と、主語を隠して、なおかつ、動詞と目的語の語順を変えても意味が通じてしまいます。これは格があるからですね。

ところが英語では各単語の語尾に格表現を付けることはなく、「この本をあなたに貸すよ」を、無理やり語順通りに英語に直すと”this book you lend”と、途端に変な文章になってしまいます。そこで、英語では語順というものをきちんと決めて、どれが主語、動詞で、どれが目的語かがわかるように基本的な原則を作りました。すなわち、①主語➡②動詞➡③目的語の順番です。上の例文だと① I ②lend ③you ③this bookとなります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

目次